お腹の張り(腹部膨満感)とは
お腹の張り(腹部膨満感)とは、「お腹がパンパンに張る」「ガスがたまって苦しい」「食後にお腹が膨れる」といった症状のことです。
食べ過ぎや便秘、一時的なガスのたまりが原因となることもありますが、胃や腸、肝臓、膵臓などの病気が隠れていることもあります。
また、お腹の張りは消化器内科でよくみられる症状の一つであり、便秘や過敏性腸症候群(IBS)、機能性ディスペプシア(FD)などの機能性疾患から、大腸がんや腸閉塞などの重大な病気まで、原因はさまざまです。
お腹の張りが長く続く場合や、腹痛、体重減少、血便などを伴う場合には、原因を調べることが大切です。
主な症状
以下のような症状がみられます。
- お腹が張って苦しい
- ガスがたまりやすい
- 食後にお腹が膨らむ
- お腹がゴロゴロ鳴る
- おならがよく出る
- 便秘や下痢を伴う
- 腹痛を伴う
- 何週間もお腹の張りが続く
- 食欲がない
- 少量でお腹がいっぱいになる
原因
お腹の張りは、腸にガスや便がたまったり、胃や腸の動きが低下したりすることで起こります。
主な原因には、
- 食べ過ぎ
- 早食い
- 空気を飲み込みやすい(呑気症)
- 炭酸飲料の飲み過ぎ
- 便秘
- 過敏性腸症候群(IBS)
- 機能性ディスペプシア(FD)
- 腸閉塞(イレウス)
- 腹水
- 大腸がん
- 卵巣の病気(女性)
などがあります。
一時的なこともありますが、症状が続く場合には詳しい検査が必要です。
考えられる病気
便秘症
便が腸内にたまることで、お腹の張りや腹痛、食欲低下が起こることがあります。
過敏性腸症候群(IBS)
ストレスなどが影響し、腹痛や便秘、下痢とともに、お腹の張りやガスが気になる症状を繰り返します。
機能性ディスペプシア(FD)
胃の動きが低下することで、胃もたれや食後のお腹の張り、早く満腹になる症状がみられます。
腸閉塞(イレウス)
腸の通り道が狭くなったり詰まったりする病気です。
強い腹痛や吐き気、嘔吐を伴い、ガスや便が出なくなることがあります。緊急の治療が必要になることがあります。
大腸がん
腸が狭くなることで、お腹の張りや便秘、腹痛などが起こることがあります。
体重減少や血便を伴う場合は注意が必要です。
肝硬変・腹水
肝臓の病気によって腹水がたまると、お腹全体が張ったように感じることがあります。
放置するとどうなる?
便秘やガスが原因の場合は生活習慣の改善で良くなることもありますが、原因となる病気を放置すると症状が悪化することがあります。
特に、
- 腸閉塞
- 大腸がん
- 肝硬変
- 腹水
- 炎症性腸疾患
などが原因の場合には、早期の診断と治療が重要です。
お腹の張りが長く続く場合や、体重減少、血便、発熱などを伴う場合は、自己判断せず受診しましょう。
検査について
症状や経過に応じて、必要な検査を行います。
血液検査
炎症や貧血、肝機能・腎機能などを確認します。
腹部エコー検査
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓などを観察し、腹水や胆石症などがないか確認します。
CT検査
腹部全体を詳しく観察し、腸閉塞や炎症、腫瘍などを評価します。
胃カメラ検査
胃もたれや食後の張りが強い場合には、胃炎や胃潰瘍、胃がんなどを調べます。
大腸カメラ検査
便秘や血便、体重減少を伴う場合や、大腸の病気が疑われる場合に行います。
治療方法
治療は原因となる病気によって異なります。
便秘や機能性疾患では、
- 食生活の改善
- 適度な運動
- 整腸剤
- 便秘治療薬
- 胃腸の動きを改善する薬
などを組み合わせます。
腸閉塞や腹水などが原因の場合は、それぞれの病気に応じた専門的な治療が必要になります。
日常生活で気を付けること
お腹の張りを改善・予防するためには、
- ゆっくりよく噛んで食べる
- 食べ過ぎを避ける
- 炭酸飲料を飲み過ぎない
- 適度に運動する
- 便秘を予防する
- ストレスをため込まない
ことが大切です。
また、早食いや食事中に空気を多く飲み込む習慣も、お腹の張りの原因となることがあります。
受診の目安
以下のような症状がある場合は、消化器内科への受診をおすすめします。
- お腹の張りが何週間も続く
- 強い腹痛を伴う
- 吐き気や嘔吐がある
- 血便がある
- ガスや便が全く出ない
- 体重が減ってきた
- 発熱を伴う
特に、急激なお腹の張りと強い腹痛、嘔吐を伴う場合には、早めの受診が必要です。
よくある質問(FAQ)
お腹の張りはガスが原因ですか?
ガスが原因のこともありますが、便秘や過敏性腸症候群、胃や腸の病気など、さまざまな原因が考えられます。
おならが多いのも病気ですか?
食事や腸内環境の影響で増えることもありますが、お腹の張りや腹痛を伴う場合は、過敏性腸症候群などの病気が隠れていることがあります。
お腹の張りがあると大腸カメラは必要ですか?
便秘や血便、体重減少を伴う場合や、症状が長く続く場合は、大腸カメラをおすすめすることがあります。
市販の整腸剤で様子をみてもよいですか?
一時的な症状であれば改善することもありますが、症状が続く場合や悪化する場合は、原因を調べることが大切です。
消化器専門医からひとこと
お腹の張りは、便秘やガスが原因となることが多い一方で、大腸がんや腸閉塞、肝臓の病気などが隠れていることもあります。
特に、お腹の張りが長く続く場合や、腹痛、血便、体重減少、発熱などを伴う場合には注意が必要です。
当院では、症状に応じて血液検査、腹部エコー、CT検査、胃カメラ、大腸カメラなどを組み合わせ、原因を詳しく調べたうえで適切な治療をご提案します。
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当サイトについて(開業準備中)
本ページは、大分市に開業予定の消化器内科・内視鏡専門クリニックの開業準備サイト内の症状解説ページです。現在は開業準備段階であり、診療は行っておりません。
※本ページは一般的な医療情報の提供を目的としており、個々の症状に対する診断や治療に代わるものではありません。お腹の張りが続く方や、腹痛・血便・体重減少などを伴う方は、医療機関への受診をおすすめします。
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